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2006年6月26日 (月)

「大吸血時代」デイヴィッド・ソズノウスキ著

476300601009_ou09_pe0_scmzzzzzzz_1  これはおもしろい!「大吸血時代」。しかも表紙の顔がシュールだ・・・。

ほのぼの系ストーリーは苦手なんだけど、設定がユニークだから許しちゃう!

というか、私はもはや本筋はどうでもよくて、設定を読んで大喜びしてる状態。でもオカルト好きじゃない人も、子育て奮闘記みたいな感じで楽しめるかもしれない。

舞台は、人類がすべてヴァンパイアになってしまった世界。獲物がいないから、もう狩りはしない。フツーに働いて、お給料をもらって、工場産の人工血液を買って生活してる(主人公も血液販売会社のオフィスで働いている)。

誰もがヴァンパイアなので、夜だけ動き出す世界。食べ物がいらないので、電球やガムテープだけを売ってるコンビニ。人気のリゾートはアラスカ(夜が長いから)。誰も子供を産まないので、自分の子供時代の写真を持ち歩き、お互いに見せて楽しむオフィスの人々(いいかもしれない)。

「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア」にでてきたような、子供のうちにヴァンパイアになって成長を止めた人々は、「スクリーマー」と呼ばれる(かんだかい声で喋るから。あと経験は積んでいても自制心をつかさどる脳神経が子供のままだから、すぐキレてわめき散らす)。

静かでダークで、行き止まりの袋小路みたいな、なんとなく物悲しい世界。でも猥談も流血もちゃんとアリ。と、サービスもしてくれてるから許しちゃう

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