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2006年10月 8日 (日)

「憑かれた鏡」エドワード・ゴーリー編

Book1_2  最近の深夜のお供は……この「憑かれた鏡」。

「エドワード・ゴーリーが愛する12の怪談」なんぞと言われたら、ゴーリーも怪談も大好きな私には涎もの。背表紙を見た瞬間、買うことに決めた。

もちろん挿絵もエドワード・ゴーリー画。どの絵もかわいい。帯には「かなり怖い挿絵つき」とあるが、私はこの本の挿絵はかわいいと思う。暗く、物寂しく、なおかつ愛らしい。たとえば表紙の、黒マントの幽霊の後ろ姿は、なんだか絵の中に飛び込んでいって後ろから抱きつきたいような、すてきな感じなのだ。

怪奇・怪談というのはホラーと違って、必ずしも怖くない。でもこの本に集められた怪談は、さすがエドワード・ゴーリーが選んだものだけあって、ダークで後味が悪いのが多い。そして、主人公たちがわりあい庶民的(19世紀の英国怪奇小説には、主人公が貴族で、人里離れた古い城に住んでいる……系の設定も多いのだが、そこまでゴージャスではない。なんというか、レトロモダン)。

 もちろん定番のお屋敷ものや、トンネル幽霊ものもあるし、ブラム・ストーカー(「吸血鬼ドラキュラ」)やディケンズ(「オリバー・ツイスト」の原作者)など、大御所が名を連ねる。個人的におもしろかったのは、W・W・ジェイコブズの有名な「猿の手」。あらすじだけ知っていたのだが、初めて現物を読んだ。どんなお話かは、またいつか!

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