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2007年1月

2007年1月28日 (日)

ジャック・ロンドンの犬が好き

070128_2157001_1 家の本棚で発見した「現代アメリカ文学全集」の中のジャック・ロンドンの巻。1958年発行で300円。昔の本って、なんだか装丁がオシャレなんだよな……(それにしてもどうしてこんな古い本があるんだ)

 ジャック・ロンドンは、子供にも有名らしい。私も小学生のころ家にあった文庫本をひっぱりだして読んで、「ソリ引き犬のお話♪」と記憶していた。それがたぶん『野生の呼び声』。かなり熱中して、読んだ後ものすごい満足感があったのを思い出す。

 それは人間から見た犬、物語の飾りとしての犬ではなく、本物のなまなましい犬が書かれていたからだと思う。犬の視線で、犬から見た世界が濃密に書いてある。それはケダモノとしての犬、泥まみれで毛皮の匂いがキツそうな犬、それでいてどこかカッコイイ犬。すごいタフガイな犬なのだ。

 ただ、今になってパラパラ読み返していると「もしかして犬好きの人はあまり読みたくないかもしれないな……」と思ったりする。(私はそれと同じ意味で「男が読みたくない女の話」を書きたいとひそかに願っている)

 私は犬か猫かといったら猫がいい。犬はお散歩やジョギングに付き合ってくれるからいいが、毎日散歩せねばならないとなると、それも大変だ。リーダーではなくお友達になりたいので、思考回路が上下関係を基本にしているところもイヤだ。忠誠なんか向けられても困る。私のためじゃなく自分のために生きてほしい。

 でもジャック・ロンドンの書く犬は魅力的だ。それはきっと、自分の人生を生きてる犬だから。

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2007年1月21日 (日)

「エラゴン」の奇妙さ

Eragon 「エラゴン」観た。モンスター大好きな私。ドラゴンCGは期待通りのすばらしさで満足でした(特に赤ちゃんドラゴンがかわいい)。

 ところで、私はファンタジー自体は好きなのだが、ファンタジーにありがちな「選ばれし者」「定められた運命」という発想に、どうしてもなじめない。私自身、子供の頃から「選ばれし者」と感じたことが一度もないからかもしれない。

 たとえば、ドラゴン・ライダーになりたがっている若者が何千万と存在し、熾烈な争いを繰り広げている(もちろんコネや賄賂も動く)。選抜試験のようなもので数人が選ばれるが、その前にまずドラゴン塾の費用や受験料も必要である。2次試験や3次試験もある。さて合格すると今度はおそるべき特訓が待っていて、そこからまたふるい落とされ……という状況ならば理解できる。私が知っている世界とはそういうものだ。

だから「ドラゴン・ライダー全盛の時代はいったん終わりました」となっていて、それから「たまたまドラゴンの卵を拾い、なんだか知らないがそのドラゴンに選ばれてライダーになりました。ぼくはどうやら生まれつき英雄になる運命だったみたいです。以上」とやられると、とてつもない違和感があってシラけてしまう。

 いつからそうなったか、というと中学生くらいからシラけ始めた気がする。

ただ妙なことに、私は「生贄として選ばれた」とか「呪われた」「悪魔や悪霊に、憑依の対象として選ばれた」というような、そういうネガティヴな意味での「選ばれし者」ならばいつの頃でもまったく違和感がなかったし、今も大好きなのだ。

よく考えれば、ポジティヴな意味だろうとネガティヴな意味だろうと、選ばれる確率としたら同じようなものである。たとえファンタジー世界といえど、山ほどいる人間の中から「こいつにとり憑こう」と悪魔に選ばれたとしたら、それはすごいことだ。普通に生活していたのに、ちょっとしたきっかけで殺人鬼に「よっしゃ、次はこいつだ」と選ばれたらすごいことだ。そんな不運な人間はそうそういるもんではない。まさに「実は私は~国の王女でした」というのと同じくらい希少な「選ばれし者」だ。

つまり私なんかはラッキーな意味でもアンラッキーな意味でも、一生「選ばれし者」になることはないはずなのだ。ところがなぜか、被虐的な意味で「選ばれた」人の方が身近に感じられる。みんなが平和にぬくぬくと暮らしている中で、なぜか主人公(もしくはその周辺)だけが呪われ、命を狙われ、襲われてひどい目にあう。それでも恐怖と闘い、絶望的な場所から這い上がり、生き延びようとする。そういう話ならすんなり頭に入ってくる。(しょせん好みの問題なのか?)

話はそれるが、ハリー・ポッターも選ばれし者だが、彼の場合は家庭があんまり不幸なので、「ちょっとはイイ思いでもしないと気の毒だろう」という前置きがある。エラゴンも、家庭環境は多少ハリーと共通する(母がいなくておじさんと暮らしている)ものの、おじさんも従兄も親切で、仲良くやっている。

ハリー・ポッターは、幸福レベルが平均よりもかなり下の人といえる。それが、中間地帯をポーンと飛び越え、にわかに重用人物になり、注目の的へと飛躍をとげる。一発逆転というか下克上というか、シンデレラの図式だ。たぶんある人は、特に女性は「幸福レベルが平均以下→平均地帯をすっとばす→平均をはるかに超える力や幸福を得る」という図式が好きなんだと思う。そこまでドラマチックに飛躍してくれないと満足できない。

ところが中には「平均的な人→ヒーロー」という程度の移動で満足できてしまう人もいるようだ。こういう人はエラゴンとか、「スターウォーズ」のルーク程度のキャラクターで満足なんだろう。(そういえばルークも最初おじさんと暮らしているが、べつにいじめられているわけではなく、ただ進路として「農夫になるのはイヤだ」と言っている)。

エラゴンが選ばれたのは「勇敢だから」ということになっているが、現実問題として、いくら人格者でも高所恐怖症だったらダメである。ドラゴンに急降下や螺旋飛行をやられて吐いてもだめだし、気圧の変化や酸欠で気分が悪くなるようでもだめだ。飛んでいるドラゴンの鞍の上で立ち上がる、という曲芸のようなことまでしなければならない。

 ということで、「天性の運動神経ゆえに選ばれました」「しょせん凡人とは身体のデキが違うんですよ」と、そのへんを強調してくれた方がよっぽどスッキリするんだけどな。

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2007年1月15日 (月)

願望で遊べ!

Bride_1雰囲気が気に入って、2回観てしまった 「コープス・ブライド」。ゾンビの花嫁がとってもステキ。ああ、私もウェディングドレスで埋葬されたい!(でも日本は火葬だからあまり意味ない……)

「最近の若い人は、結婚願望ってものがないの?」ときかれたことがある。

最近の若い人といっても色々だろうし、私にきかれても困る。それに私の願望はとにかくバカバカしいので、人に言っても笑われたり、本気にしてもらえなかったりする。

たとえば私はある有名な、名前が「お」で始まる人が好きで尊敬している。でも、もしも(絶対にありえないが、もしも)「お」が結婚してくれたとして、彼の奥さんになって家で彼を待つ、というようなことが幸せとは思えない。私は彼と一緒に映画を作ったりして、それでプライベートでも恋人同士だったら最高だろうなあ、と夢見る。

しかし現実的には私が「お」と釣り合うはずがないし、こっちは彼が気に入ってくれるようなおもしろい脚本一つ書けないような人間だから、やっぱり笑われるのがオチなのだ。

こんなのはまだまだ質素な方で、もっとすごい願望もある。

1 私は宝くじで3億円をゲットした。さっそく古い洋館を買い、温室と図書室を増築する。庭に菜園と鳥小屋とウサギ小屋をつくり、猫たちを飼う。

2 専属シェフを雇う。

3 施設をまわって廊下に貼り出されている絵や作文をチェックし、養子縁組する子を探す。最初は2人くらいから始めて、最終的には7人くらいに増員する。

4 辻馬車の形のかわいい小型バスを買い、運転手を雇う。子供たちの長期休暇を狙って映画にミュージカル、フォーサイスのバレエ、フジ子・ヘミングのコンサート、博物館、美術館などに連れていって遊ぶ。一人ひとりのためにデザインして仕立てさせた服を着てもらう。

5 子供たちは気付いてしまった。私の結婚が里親資格を得るための名義上のものであり、実は独身同然であることに。しかも造園会社の人が、庭の工事が済んだにもかかわらず、なぜかたびたび私の部屋に来ている。何やってるんだ、あの養母?

6 「誰が通ってこようと関係ない。私の人生で一番大切なのはおまえたちなのよ」とよく言い聞かせ、行動でもその通りに実行してわかってもらう。おおむね平和な日々が続く。

7 最近通うようになった香港出身のセクシーな彼。親切でユーモアのセンス抜群、そのうえ面倒見が良く、たちまち子供たちの人気者に。

8 運転手が病気で休みをとった。代わりに彼が、子供たちをキャンプに連れて行ってくれる。マメな彼で助かった。久しぶりに本でも読もうかしら。

9 そこへかかってきた一本の電話。実は彼氏は犯罪組織の一味で、誘拐で身代金をとろうとしていた!

10 身代金なんて冗談じゃないわ! 贅沢に育てたのが災いして、ただでさえ子供たちの1人はウィーン、1人はパリ、他はミラノとマサチューセッツとデンマークへの留学を希望してるっていうのに! でも、そもそも子供たちが殺されては元も子もない……。

11 悩んだあげく知り合いの刑事に相談した。その頃、子供たちは……(ところでこれは子供たちが活躍する児童文学なのか、それとも私が主人公のサスペンスなのか?)

12 どうしてこんなバカバカしいことばかり思いつくんだ、私。

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2007年1月 7日 (日)

なぜか短歌創作

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冬の陽に

金の糸巻き 美しき

こぞ埋めし狗の 淡き尾の如

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※ こぞ=去年 狗=犬

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「The Open Door」買いました

Eva 大好きなEVANESCENCE。久々にCD屋をのぞいたらいつのまにかニューアルバムが出てたので即購入。嬉しい!

音楽も歌声もすべてが好み。ヴォーカルは綺麗で切ないだけじゃ物足りないから、エイミーの力強くて多少攻撃的な声がたまらないし、音楽も断然ドラマチックで派手なのが良い! そんな「好きの条件」をほとんど全部満たしてくれたのが前のアルバムだったので、

 「前作では死をテーマにしたが、今回は生をテーマに……」と書いてあるので震え上がってしまったが、それほど変わってなくて一安心。ただ歌詞に漂っていたマゾヒズム性が消えただけで、私がこよなく愛したダークなメロディは健在でした。

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2007年1月 3日 (水)

イベント参加予定

今年はまず、2007.3.3.川崎

Alamode Market 8 http://market.gothloliheaven.com/index.html

サークルLYCANTHROPE(ライカンスロープ)として参加する予定です。

ゴシック小説個人誌、ポストカードなど出品したいと思います。

印刷間に合いますように……。祈。

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