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2008年12月10日 (水)

「今日も僕は殺される」を観た

51evufeq1tl_sl500_aa240_1 「ラン・ローラ・ラン」が好きだったので、似たようなものかと思って観てみたかった。しかしこの映画、うちの近所のTUTAYAではサスペンスのコーナーに入れられていたが……怪物は出てくるわ時空は超えるわで、かなりファンタジーな内容だった。これはこれでおもしろいけど。

大学のホッケーチームの選手だったイアン。ある日、家に帰る途中で謎の生物に殺された。気がつくと生まれ変わって、なぜか会社員として働いている。またしても追っ手に殺されて生き返ると、今度はタクシー運転手になり、それから失業者になり、とうとうあやしいジャンキー男になってしまった。殺されて生まれ変わるたびにだんだん風采が落ちてくるのだが、それと反比例して次第に真相に近付いてゆく。

 不死身の一族はどうして時計を止められるのか、不死身のはずの彼らを殺す方法とは何だったのか、などは結局よくわからないまま。最後まで観ても謎が解けたというより「まあだいたいわかったけどね」という程度で終わった。そういうのもありなんだろうけど。「ハーベスター」はたぶん西洋人の考える堕天使みたいな、もともと力のある霊的存在が怪物化したようなもの。しかもその暗黒側にいたのが愛を知ったとかなんとかで、堕ちたところからまた上がってくるような筋立てがおもしろい。融通がきくというのか、何というのだろうか。これと逆で、「人間的な情を知ってしまったために滅びる、もしくはなんらかの力を失う」的な設定もあるのだが、この悪魔はかえって強力化したうえに、最後は追い詰められる立場から逆転し、すべてを手に入れた幸せ者な感すらある(でも昇華に失敗した例としてガイド役の年長の魔物がいる。つまり万にひとつの成功例ということなのか)。

製作のウィンストンは特殊メイクの権威らしいのだが、それにしては(だから?)ちょっと地味なクリーチャーでがっくり。あんまりインパクトない。ただ、最初からオバケの全貌を見せずに、影か煙みたいにしてあるのは良かった。イアンが真の姿になるとなぜかロンゲで、デスメタルのジャケットのよう。そういえば彼は大学生からサラリーマンになったり、タクシーの運ちゃんになったりするたび、肌の質感が微妙に変わっている。あれはメイクなのか、それともCG処理なのかよくわからないが、芸が細かい。

 

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