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2009年4月 3日 (金)

「アンダーワールド ビギンズ」を観た

S0031  お城と血とクリーチャーを見てきました。

どのシーンもすべて青っぽくて薄暗く、血の色だけがとっても鮮やか。この海底のような色のまま行われるソーニャとルシアンのラブシーンが不思議で、女の皮膚が水色に、唇が灰色に見える。それでも綺麗だ(しかし恍惚感を映像で表現しようとしたのか何なのか、ルシアンが崖から落ちそうで落ちずにフワフワしているのが変で脱力)。

「アンダーワールド」は一作目から、ヴァンパイアが高級そうな邸宅をかまえて女も交えて優雅に暮らしているのに、狼男は薄汚い男ばかりで基地も廃墟のような物悲しい生活ぶりだったが、その起源がわかる。これはほとんど、ヴァンパイアの支配に闘いを挑んだ革命家ルシアンのお話。

この頃はビクターの性格がまだ時代とそんなにズレていなくて、住民の血と貢物を吸い上げるという、まさにヴァンパイアな生活をしている。ただ吸血鬼なのは中央政権だけで、地方の領主のような人々は普通の人間のようだ(何かがおかしいとは思っているらしい)。

 個人的にタニスが気になる。ヴァンパイアなのに妙に人間味のある中間管理職ぶり。城が攻撃されているときなぜか巻物をいじっていて、ビクターに「そんなことより長老を起こせ」と言われたのに、けっきょく長老らしき人物は出てこないし、いつのまにか船で逃げた。

 それから何百年も経って一作目の現代のお話に至るわけだが、狼男の生活がいまいち冴えないままなのはどうしてなんだろう。そもそも彼らにはいい家に住みたいとか、女をはべらせたいという願望がないのだろうか。封建的なヴァンパイアはともかく、ルシアンは進歩派で、革命家としての性質を与えるなど美化しているから、贅沢させるわけにいかないのだろうか。

 そういえば、おやつ節約のために水筒とおむすびをバッグにしのばせて映画館に入った。気がついたら、ルシアンが衛兵を食い殺して血まみれで「うがーーーッ」とやっているのを見ながら玄米おむすびをほおばっていた。やはり映画にはスナック菓子が似合うのではないか、と思わないでもない。スナックの映画館価格をやめてコンビニ並にするか、高いけどおいしいか、どっちかにしてくれるとありがたいんだけども。

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