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2009年10月26日 (月)

ことりのための小歌

015 :

:

腕を広げて飛び降りた

舞い来たるは鳥 彼女は鳥

最果ての街 散る羽毛

翡翠の翼 堕ちたとたんに黄金に染まり

.

不自由はしてない 肥えた鳩

おいしそうでしょ おいしそうでしょ

鴉はおしゃべり 懐疑と会議

小鳥は叫ぶ 籠の中

歌えど答えぬ モルタルの森

.

無欠の装備で生まれたはずが

惑えば迷宮 待つは鵺

袋路地には 開いた鳥籠

飛び込んだとたん 扉が閉じる

.

まあ待ちなさい あの窓から

雀たちに言伝たくして

五千年ばかり食いつなごう

そしたら塔にも登れるだろう

そしたら自由になれましょう

.

腕を広げて飛び出した

彼女は鳥 彼女は鳥

吐息はメタン 鬼火の翼

.

長い尾羽はほうき星

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