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2009年11月15日 (日)

予算内で地球人女性になる

116  高校で同じクラスの友達の部屋に入ったところ、化粧道具一式がドレッサーの上に、お店のようにきれいに並んでいるので驚いたことがある。学校でも外でも卒業してからも、その人が化粧した顔を見たことがなかった。「使わないの」ときくと、「使ったことない」という。「じゃあどうしてこんなにあるの。誰かにもらったの」ときくと、「自分で買った。とりあえず持ってるだけで満足」という。実際その表情は晴れ晴れとして、「使いもしないものを買ってしまった、アアもったいない」などという悔恨は一片たりともうかがえない。

これは極端な例かもしれないが、たしかに化粧品は実用性だけでなく遊びやインテリアの要素も強く、買うこと自体が楽しい。金銭的・時間的に余裕があるなら、あれもこれも試したい。

余裕がなければ当然「実際必要なものだけ買おう」と思う。ところがそう思っても、何が必要で何が必要ないのか長い間よくわからずにいた。種類が多すぎるのだ。

買ってはみたものの結局あまり使わなかったものを「必要ない」と判断する。それを繰り返して何かを知るには、ある程度の歳月と経験がいる。そして「だまされた」「失敗した」と思ったときには、ほどほどに痛みを感じる神経が必要である(少しも痛みがないと学習できない。逆に痛みが強すぎると二度と冒険できず、いわゆるケチと化す。この感覚は生まれつきのような部分もあり、必ずしもその人の収入と直結しない)。

これは、私の経験から割り出した「実際に必要」な化粧品です

日常的に必要:

ローション、フェイスパウダー、眉毛を描くペンシル

季節によって必要:

春夏 日焼け止め

秋冬 椿かオリーブかスクワランか、とにかく何かのオイル

とりあえずこれだけあれば年間乗り切れる。オイルは自分に合ったもので、油焼けしにくいもの。1本で顔、髪、唇の荒れ、手荒れ、爪、かかと、などマルチに使いまわす。顔用だけ別に上等のオイルを買ってちびちび使うなどしていると、けっきょく劣化させてしまう。30mlくらいのを買って、開封したらどんどん使って、酸化しないうちにカラにした方がマシ。食用油で代用すると、匂いや使い心地が不愉快。ただ何も無しで真冬を過ごすくらいなら、食用のバージンオリーブオイルかグレープシードオイルを容器に小分けにしてでも使ったほうがマシ。

とろっとしたクリームやジェルや美容液は、基本的に肌の乾燥に効かない。なぜ効かないかバイオな理由が書いてあるサイトはあると思うが、細かいことはさておき、実感として効かない。安全性にこだわって選べば選ぶほど効かない。水で薄くといた糊を顔にのばしたようなもので、しばらくすると乾いて見えない膜になる。水で洗うと再びヌルッとして、粘液みたいなものが流れ落ちるのがわかる。顔に吸収されるわけではなく、表面にくっつく→流れ落ちる をただひたすら繰り返す。値段の割に合わない。だからなくてもいい。もしくは「夢を買った」と割り切る。

お出かけ用に買い足すとしたら、

ファンデーション、チーク、アイライナー、アイカラー(濃い色と、キラキラした白っぽいもの一個ずつ)、マスカラもしくはアイラッシュ、リップグロス

これは全部そろっていてもいいし、一つ二つ欠けていてもいい。余裕が出来次第、興味のあるものや、自分の顔にとって優先度の高いものから順に「ふだん用」に追加してゆく。

ポイントは、「どうしても必要な道具群」と、「ないならなくてもいい道具群」を分ける。

 新たに人間界へ来る者への忠告:オリーブオイルはオリーブからとれるし、馬油は馬からとれるらしいが、「ベビーオイル」だけは赤ん坊の脂肪を搾り取ったわけではない(肌によさそうではあるが)。間違って人の脂を売る商売など始めないこと。

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